しかし、全世界的な不況は日本も当然景気が悪いですね。あのトヨタが売り上げが前年度を下回って赤字ですから、派遣契約を解雇する、いわゆる「派遣切り」があちこちでされていますね。
しかし、世の中は、そういう時でも人手不足と言われる職種もあるのです。
例えばタクシー会社や居酒屋チェーンなどは現在も人材を募集しているのです。
また介護でも、常に人手不足が続いています。
居酒屋なら、魚民や白木屋はご存知だと思いますが、それよりモンテローザが凄いです。
モンテローザは2008年12月に解雇されて失業中の派遣社員、正社員を対象とした求人を出しました。
モンテローザの採用職種は居酒屋での全般業務を行う人を次期店長候補として雇うのです。
全国で500人もの正社員を、年齢や経験は問わないで新規雇用するということでした。
モンテローザは今後も年に100店舗を新規出店する予定ですから、店長候補の人材を求めています。
一方同じ2008年12月にMKタクシーを雇用の計画を発表しました。
MKタクシーの従業員を、1年間でなんと1万人も増やすということで、タクシーの職種としては九州のタクシー会社が大量採用の方針を発表したといいます。
タクシー会社では、他にも雇用の計画を発表した会社もあります。
ですから、一方では解雇をして人員削減をする会社も多いですが、逆に有能な人材を獲得する良い機会と考えて、採用者を増やす職種もあるということです。
厚生労働省が発表したデータでは、2008年は10月の有効求人倍率は0.80倍となっていて、正社員の求人倍率はさらに低く0.52倍となっています。
本当に仕事がないと理解する人もいますが、よく見ると有効求人倍率が1倍を超えている職種もあり人手不足な状態が続いています。
ホームヘルパーなど介護職は2.36倍とかなり高いですが、さらに見ると職種別には接客、給仕が3.08倍であり、そして保安職種が4.16倍とまだまだ人手不足な業種はあります。
ですから、解雇されたからといって、くよくよしている場合ではありません。